Journal d'Une Inconnue

極私的備忘録

「American Pastoral アメリカン・バーニング」

「The Many Saints of Newark (ソプラノズ  ニューアークに舞い降りたマフィアたち)」と同時代のニューアークを描いていると知り意気込んで観た。

結果は一言でいうと、肩透かしを食らった気分。期待しすぎたせいもあるが、焦点のぼけた家族ものメロドラマといった感じだった。

唯一印象に残ったのは主人公の父のキャラクター。

「The Sopranosソプラノズ」の主人公の母を父親にした感じ!

こんな父親を持ったら子どもは普通に育たないだろうと思う。

それなのに主人公と父親の関係はほとんど描かれずじまい。

家族の話なのに家族間の心的関係がさっぱり浮かび上がってこないし、過渡期のアメリカおよびニュージャージーの時代背景のほうもさっぱり伝わってこなかった。